↑ 1972年12月ネリス空軍基地で撮影されたF-4C/63-7481。1972年撮影という事で、尾翼シリアルの書き方が機首側に位置する旧式である。EF-4Cに改造された経歴を持つC型だが、1982年に事故で失われている。
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↑ 1975年5月ジョージ空軍基地で撮影されたF-4C 63-7655
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ネリス空軍基地の訓練部隊であった第57戦術戦闘訓練飛行隊にもF-4Cが配備されていた。第66戦闘武器学校の所属で、空軍が使う各種火器の評価や使用マニュアルの作成なども担っていた部隊である。
F-4C 35th TFW / George AFB
↑ 1978年8月にジョージ空軍基地で撮影されたF-4C /63-7564。この機体も後にインディアナ州空軍で運用され、最後はターゲット・ドローンとして使われたようである。尾翼のフィンチップには白地に「WW}の文字が・・・やがてテールレターも「WW」に変更されることになる。
F-4Eのページで以前記載したが、私と友人が1980年3月柵外で撮影していて銃を向けられ怖い思いをしたジョージ空軍基地。我々が行った1980年にはファントムのE型とG型しか見えなかったが、実は、少なくとも1979年までこの基地にはC/D型が存在していたのである。ジョージ空軍基地に最初にF-4Cが配備されたのは1964年。それから各種ファントムを導入しファントム戦闘機の訓練飛行隊として多くのパイロットを養成した。ベトナム戦争時は、ここジョージかマクディール何れかの基地でファントムの操縦訓練が終われば、パイロットが不足していたベトナム戦に即投入されたそうである。やがて1970年代の入り、ベトナム戦に終わりが見え始めると、1972年から対空レーダーやSAM攻撃の専門任務・・所謂ワイルド・ウィーゼルの訓練が追加された。従って F-105G/F-4C/F-4G等のワイルドウィーズル任務専用の戦闘機がこの基地に集められ、専門教育がここで行われたのだ。ワイルド・ウィーズル訓練という当時としては特に先端の戦闘技術だったために、基地周辺の警戒も厳しかったのかもしれない。
F-4E  57th TFTW / Nellis AFB
↑ 1979年4月に撮影されたF-4C /64-0725。ジョージのファントムは訓練用の為か、機体の注意書きが白文字で良く目立つ形で書かれていた。
↑ 1978年8月にジョージ空軍基地で撮影されたF-4C /63-7481。この機体は最後はインディアナ州空軍で運用された。
Wings
↑ 1977年8月にジョージ空軍基地で撮影されたF-4C /64-0794。この機体は、1982年にルイジアナ州空軍に移管され、最後はオレゴン州空軍で運用された。